トップページ > 駆除の方法
1.駆除のためにまず蜂を見分けましょう
日本には400種類以上の多くの蜂が生息しています。
駆除をするにあたって巣を作ってしまった蜂がどんな種類の蜂か見分けることは重要です。
まずは危険度の高いスズメバチの特徴を説明します。
スズメバチといってもヒメスズメバチ・キイロスズメバチ・クロスズメバチ・オオスズメバチなど
多くの種類が存在します。
オオスズメバチ以外のスズメバチはアシナガバチやミツバチを比べると巣に特徴があります。
photo credit: Bald-Faced Hornet nest via photopin (license)
photo credit: Bald-Faced Hornets via photopin (license)
写真のようにボールのような形に穴がひとつ開いている巣がスズメバチの巣の特徴です。
photo credit: Bee house (for sale) via photopin (license)
スズメバチに対して、アシナガバチやミツバチは上の写真のような巣を作ります。
photo credit: a wasp nest?! via photopin (license)
photo credit: Wasp via photopin (license)
できたばかりの巣はスズメバチは小さい球状(写真上)やトックリのような形をしています。
アシナガバチなどは完成した巣の小さいものが初期巣です(写真下)。
オオスズメバチは地中や樹木の中に巣を作るため、巣を発見できないことも多いでしょう。
ただ、他の蜂と違いオオスズメバチは大きい固体では4cmにもなるものがいるので、見分けることは容易でしょう。
巣で蜂の種類を見分けることができて駆除を検討する場合、スズメバチは危険性が高いので
個人で駆除することは避けたほうがいいでしょう。
アシナガバチやミツバチは個人での駆除も可能ですのでその方法を説明します。
2.蜂駆除の準備
蜂の巣駆除には下記のものがあるといいでしょう。
・防護服
専用の防護服は5万円~10万円と非常に高価ですが、自治体によっては無料でレンタルしてくれる場合もあります。
当サイトのトップページから自治体の対応状況を調べることができます。
レンタルができる場合は自治体に連絡して、防護服の準備をしてから駆除をしましょう。
防護服の準備ができない場合は白色などの長袖・厚手の服を用意し、手袋で袖口から蜂が中に入ってくるのを防ぎましょう。
また、全体を覆う防護服は効果ですが、頭を隠すことのできるネットのついた帽子がホームセンター等で売っています。
それらや防止、ゴーグルなどをつかって頭部は絶対に防御しましょう。
・蜂用の殺虫剤
ホームセンターに行けば蜂専用の殺虫剤が販売しています。
ピレスロイドという成分が入っていれば普通の殺虫剤でも効果はあるのですが
蜂専用のものを買うのが無難です。遠くから噴射することのできるものなどがいいでしょう。
・ゴミ袋
蜂を駆除し、巣を落としたときの処分用に用意しておきましょう。高所に巣ができているばあいは
叩き落すための長めの棒があってもいいでしょう。
・虫取り網
駆除は蜂が巣に戻ってきている夕方以降にやるべきですが、蜂が完全に戻ってきていない状態で
駆除をすると、巣があった箇所に蜂がうろつく「戻り蜂」の被害が出る場合があります。
巣を取り除いてから1時間ほどしてうろうろしている蜂がいる場合、網で捕獲してスプレーで駆除するといいでしょう。
蜂が多い状態や防護服などで体を守れない場合は網を使ったり蜂に不用意に近づくのは避けましょう。
戻り蜂は時間を置けばどこかに飛び去ります。
3.蜂駆除の方法
巣の駆除は蜂が巣に戻りきっている夕方以降に行いましょう。
夜間に行う場合は別途に明かりが必要になりますが、巣に直接明かりを当てて刺激するのは避けましょう。
できるだけ遠くから殺虫剤を巣全体に散布しましょう。蜂が飛び出てきますが殺虫剤はかなり即効性がありますので
噴霧を続けることで蜂が近づくのを防ぐことができます。一点に噴射し続けるのではなく少し範囲をもたせて噴霧しましょう。
蜂が出てこなくなったら巣を落として処理しましょう。虫取り網にゴミ袋をセットして落とすと簡単でしょう。
巣は意外ともろいので付け根付近を狙って叩き落しましょう。
ゴミ袋に巣を落としても安心せず、殺虫剤は手放さないようにしましょう。
また、蜂は死んでいても触ると反射で指されてしまう場合もあります。不用意に蜂に触るのは避けましょう。
最後に蜂の巣があった場所に殺虫剤を噴霧しておきましょう。
これで同じ場所にまた巣を作られてしまう可能性を下げることができます。
ただし、どんなに慎重に駆除をしても怪我をしてしまったり刺されてしまう可能性はゼロではありません。
当サイトでは怪我を負ってしまっても責任は負いかねます。
すこしでも不安がある場合は業者に相談することをおすすめいたします。
駆除に当たって、自治体が交付している補助金や無料駆除、業者の価格比較が当サイトのトップページからできますので
ぜひともご利用ください。